成功事例を取り入れる
新商品開発プロジェクトは非常に手間がかかります。社長一人が声を上げて改革に乗り出しても限界があるでしょう。今まで我々が企業のブランディングに関わらせていただいた中で、成功に結びつく重要な要素があります。それは、このままじゃダメだ。うちの会社を変えたい。うちの商品のことを正しく伝えたい。という強い意志を持つキーマンの存在です。経営者の意志を具現化できるのは、同じ考え方を持つ人物がいるかいないかに大きく関わってきます。ブランドを愛し、商品を愛し、企業の未来を考えている人間は、上司や役員、社長であっても意見できる信用力と、それを実現させるバイタリティーを持っています。ブランディングをしっかり保っている企業は、必ずこのような人物がプロジェクトを担当しています。
社内外の調整に翻弄される担当者では、その場はうまく納めているように見えても、未来を憂う視点が変わっているわけですから本末転倒です。よくあるのは、きっちりと意志の伝達ができないまま担当が変わり、考え方も都度変わってしまうことです。いい意味での変化。となれば良いのですが、多くは各所の調整をクリアした内輪のブランディングとなり本質を見失っていきます。
OEM受託業務で成長されてきた企業であれば、経営者自ら旗を振ることも多いですが、思い切ってこういった人材を登用することが企業風土の一新やモチベーションアップに繋がることもありますので、一考されてはいかがでしょうか?